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診療科別に見る医師の平均年収ランキング
転職は転科のきっかけにもなり得ます。あるいはこれから医療機関への就職を目指す若者への参考として、平均年収の多い診療科目を並べてみましょう。
ランキング形式で5位から1位まで紹介します。あくまでも平均年収ではありますが、転科や就職を検討している医師にとって、収入の額を重視するのであればスルーできないデータとなるはずです。
5位 整形外科
平均年収は1,200万円台後半から1,300万円といったところでしょう。
骨や関節、筋肉や神経といった運動に関わる部位や器官の診療を行う整形外科ですが、数多くある診療科目の中でも年収額の高い分野となっています。
今後さらに高齢者が増えれば、脚や手、腰などの怪我が増え、整形外科医のニーズが必然的に増加します。介護の現場でも活躍できるため、将来性を考えれば非常に魅力的な分野となるでしょう。
需要が増えれば年収額が上がるのも当然です。現段階から確かな知識やスキル等を身に付けておけば、収入増加は確実となります。
4位 麻酔科
麻酔科の平均年収は1,300万円を超えてきます。1,300万円台半ばあたりが平均年収となっており、麻酔科医を募集する求人にもこの水準の年収を提示する病院が多く見受けられます。
麻酔科の需要がなくなることはあり得ません。どのような施術や手術を行うにしても麻酔は不可欠なものであり、全ての医療機関から重宝される存在となっています。
転科先としても注目度が上がってきています。当然知識や経験も必要ですが、高度なオペなどを行う外科医と比較すると習得しやすいとされ、転職とともに麻酔科へと転科する医師も少なくありません。
3位 外科
外科医の平均年収は1,300万円台後半です。平均するとこの額ですが、参考程度にすべきでしょう。なぜなら、外科医ほど年収額の幅の広い分野はないからです。
少々エンターテイメント的な表現となりますが、神の手を持つと言われるような外科医は年間数千万円以上の収入を受け取っています。
若いうちは重要な手術等を任されるわけではないため収入は他の診療科の医師とさほど差はありませんが、実績と経験を積めば積むほど年収額が上がるのも外科医の特徴です。
腕に自信があるのであれば、転職により確実に年収を上げることができるでしょう。
2位 産科・婦人科
産科や婦人科といった、女性のための診療分野で働く医師の年収は非常に高く、平均年収は1,400万円台半ばと言われています。だいたい1,460万円から1,470万円ほどが平均年収額となってくるでしょう。
これだけ高額なのは、単純に人手が不足しているためです。産婦人科医の募集の際には好条件を提示する他ないため、平均年収が上がっていきます。
少子化が叫ばれつつある昨今であっても産科の需要は無くなりませんし、病気に罹患する女性も増えてきているため、婦人科のニーズも高まるばかりなのです。
1位 脳神経外科
脳神経外科医の平均年収は1,480万円ほどです。
これを専門とする医師は卓越した技術を持つことから非常に重宝され、この高額年収につながっています。医師免許を取得し研修期間を経たとしても、脳神経外科分野の疾患の手術が行えるわけではありません。
医師としての研鑽を相当積まなければメスを握ることができないと考えると、むしろこの平均年収額は安い方ではないでしょうか。もちろん駆け出しの脳神経外科医も含まれているためこの額なわけですが、診療科目の中でもトップの平均年収額となっている事実に関しては誰しもが納得するところでしょう。