転職先が決まった医師必見。スムーズな退局・退職方法について

医師がスムーズに退職するための方法と流れについて

退職の意思を示せば問題なく受け入れてくれる医療機関ばかりとは限りません。一般企業と同様で、退職の際にはできる限り円満退職を目指すべきでしょう。

では、円満に退局・退職するためにはどのような流れで動けばいいのでしょうか。それについて順を追って説明していきます。

①所属する医療機関の過去の退職について調べる

よほど新しい病院やクリニックでなければ、退職者が過去にいないことはないはずです。先輩医師などがどのような形で医療機関や医局を辞めていったのかをリサーチしてみましょう。

表立って行うと退職へ向けて動いていることが周囲の人にも伝わってしまうため、信頼できる人に尋ねるなどし、慎重に確認作業を進めていかなければいけません。

過去の退職に関しての情報が得られれば、退職者の意思や辞めるまでの過程、慰留やそれを受けた際の対応の仕方などが把握できる可能性が出てきます。そうした情報を参考に退職のための行動を起こすことで、よりスムーズにトラブルなく辞める方法が見出せるかもしれません。

特に直属の上司などの言動に関する情報が掴めれば、それを活用しながら円満退職を目指すことがしやすくなるでしょう。

②まず直属の上司に退職の意志を告げる

どのような形やタイミングで退職・退局するにしても、まず相談するのは直属の上司です。日頃お世話になっている上司に退職の相談をし、既に意志が固まっているのであれば、それを正直に伝えるべきです。

円満退職できるかどうかは、最終的には人間関係によるところが大きくなります。直属の上司も周囲からの噂話として部下の退職の意志を耳にするよりは、直接告げられた方が対処もしやすくなりますし、円満退職に向けて動いてくれやすくもなるでしょう。

伝え方を間違えるとトラブルに発展するリスクも出てくるため注意しなければなりません。

③退職理由を聞かれたら自己都合とする

退職・退局する医師は、それぞれ必ずその理由を抱えています。給与を含めた待遇に満足がいかないなどの理由で転職するにしても、退職理由は一身上の都合を含めた自己都合とすべきです。

上司に退職の意志を告げれば必ず理由を聞かれますが、まずは一身上の都合とだけ伝えましょう。それでもなお理由を探るような問いが出てくるようであれば、自己都合の範囲で、「子供の教育や育児を優先させるため」や「家族の介護を優先させるため」などと答えてください。

間違っても、辞めるつもりの医療機関や上司への不満を述べてはいけません。待遇への不満も言及するのは避け、あくまでも自分自身に退職の理由があると徹底し伝え続けましょう。

④退職の意志を伝えた後も仕事の手を抜かないように

退職や退局の意志を伝え、無事に了承されれば、堂々と退職や新天地への入職に向かい動き出すことができます。ただ、円満退職を迎えるためにはこの時期の過ごし方こそ重要になってくるのです。

仕事で手を抜くことがないようにしましょう。退職するまではその医療機関に勤める医師です。仕事に手を抜けば、その医療機関に対する患者からの評価が落ち、その後の運営や経営にも影響し兼ねません。

また、自分自身への評価の低下にも繋がる恐れがあり、もし仮に退職するつもりの医療機関と新たな転職先の医療機関に何らかの形で繋がりがあった場合、転職後のキャリアにも影響する可能性が出てきます。

退職を受け入れてもらえたからと、医療機関や上司の不満に言及することも、もちろん避けなければいけません。これもやはり自身の評価の低下へと直結します。

こうした行為が自身にとって有意義なものとなることはありませんから、退職するその日まで手を抜かずに仕事に専念するよう強く意識し過ごしましょう。

⑤引き継ぎの準備は早め早めに

退職する際に必要となる引き継ぎですが、これに手間取る医師が非常に目立ちます。

引き継ぎは、自分自身だけの問題ではありません。同じ職場で働く医師や看護師、職員などあらゆる人が絡んでくることであるため、自身が問題なく動いていたとしても、思うように進むとは限らないのです。

引き継ぎに関する準備や作業は、早めに行っておきましょう。退職予定日よりもずっと前に終わらせようと動くくらいが丁度いいと考えておいてください。日にちが余る分には何の問題もありません。むしろ最低でも1週間程度は余るよう引き継ぎ計画を立てておくべきです。

この引き継ぎ計画はまずは自身で整理をし、早めに着手することが重要です、作業を進める中で問題が生じれば、その都度見直すなどした方が効率よく引き継ぎ作業を進めることができるでしょう。

自信がなければキャリアコンサルタントなどにアドバイスを求めよう

退職の一連の流れの中で、もし戸惑ってしまったりつまずくことがあれば、キャリアコンサルタントに相談してください。転職サイトやエージェント経由で転職すれば、退職に関してもコンサルタントが丁寧にサポートします。

しつこい慰留や悪質な引き止めなどがあれば、なお積極的にアドバイスを求めましょう。引き継ぎや退職などのタイミングについても適切なアドバイスを与えサポートすることはコンサルタントの役割の範疇です。

一人で悩むことや抱え込むことほど転職の障害となることはありません。転職サイトやコンサルタントをあらゆる場面で有効に活用し、転職の成功への道筋をつけていかなければいけません。

また、そのためには信頼できるコンサルタントと繋がっておくことも重要です。転職サイト選びも含め、慎重に選別するよう心がけましょう。

 

退職のやり方をご理解いただけたことと思います。その前に転職先が決まっていない方もいらっしゃることでしょう。転職するまでの具体的な流れや様々な方法を紹介したページを作りましたので、ぜひこちらをご参考ください。